【成層圏気流(ザ・コクピット)・松本零士】感想・レビュー

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

人間ドラマ

 みなさんは心の中の悪魔がそそのかしてきたとき、どう対処しますか?

 松本零士先生の成層圏気流では第二次世界大戦(ww2)末期のドイツ人パイロットと、原子物理学者の親子が名誉を、あるいは生命をかけて悪魔に対抗します。

 なかなかマネすることはできませんが、読むと勇気が湧いてくる作品になっています。

成層圏気流の見どころ
  • 重要任務の中身とは?
  • 悪魔に対抗する手段は?
  • 独米英のいろいろな兵器が登場
おすすめ度4.5
名誉との葛藤5.0
兵器・メカ4.5
戦場ロマンス4.0

悪魔って何のこと?

大量破壊兵器の使用で得られるもののことだよ。

大尉の場合は、名誉と汚名返上だね。

10万人の生命と、自分の名誉かぁ~…。

うーん、迷う!

大尉も迷いに迷ったうえで答えを出すよ。

重要任務の内容とは?

 ドイツ空軍・ラインダース大尉は重要任務を受ける。自身の恩師である原子物理学者と、自身の元カノでもある助手、そして重要物資を乗せた航空機の護衛である。その任務のためにわざわざ最新鋭戦闘機まであてがってもらう。

ここまでして護衛する物資とはいったい何だろう?」と、疑問に思う大尉に元カノがこっそりと教えてくれる。それは…。

 核爆弾

 元カノいわく、それを弾道ミサイルに乗せてロンドンかモスクワを消滅させる計画だという。

 核爆弾の輸送を護衛することが大尉に与えられた任務だった。

いっそ知らないほうが気楽だったかもね。

元カノは意図があって教えてくれたんだ。

そのせいで大尉はおもっくそ思い悩むことになるよ。

疫病神めっ!

悪魔への対抗手段は?

 学者親子の場合…元カノは核爆弾を使った人間は悪魔に魂を売った鬼だと言って、遠回しに自分たちをっちまうよう大尉に嘆願します。

 学者親子は、悪魔に対抗するには自分たちの生命をかけるしかないと判断したんですね。

 大尉の場合………ラインダース大尉は判断力抜群のベテランパイロット。しかしその判断力が災いし、哨戒中に絶望的状況になるや戦闘機を捨ててさっさと脱出。それ以来卑怯者の烙印を押されてしまう。

 が、汚名返上の機会として核護衛という重要任務を受ける。

 彼が悪魔(名誉挽回≒核攻撃)に対抗するには自身の名誉をささげ、卑怯者という汚名を着続けるしかない

 彼が下した判断や如何に?

敵とはいえ大量破壊兵器を投入するっていうのは重い決断だよ。

他人の不幸より、自分の幸せだよ。

いやいやいや…。

うるせぇ!(ボコー)

独米英の様々な兵器が登場

 舞台がww2末期のドイツ。ということでドイツにイギリス、ついでにアメリカ製兵器が登場しています。

 有名所では独・フォッケウルフ・Fw190米・ボーイング・B-17・フライングフォートレスといった、ww2ものではおなじみのメンツ。

 一方、マイナー所も登場。大尉が搭乗するTa-152H-1。高高度型戦闘機として開発されたのに、結局コメート(ロケット戦闘機)にはかなわず、もっぱら彼の護衛に従事することになった影の薄い戦闘機です。

 同様に英・スーパーマリン・スピットファイアも翼端を切った高高度型(Mk8?)のもので、レア度高めです。

 また軌跡だけですが、v2ロケットも登場しています。 

この時代にロケットがあったんだ。

労働現場では約一万人が過労死しているよ。

ブラック過ぎる…。

まとめ

 以上、松本零士先生の成層圏気流(ザ・コクピットシリーズ)でした。

 自身の高い判断力が原因で計らずも卑怯者のレッテルを張られてしまったラインダース大尉。

 汚名返上の機会として与えられた任務は核爆弾&原子物理学者をロケット発射基地まで護衛するというものでした。

 

 悪魔に魂を売って名誉を手に入れるのか?

 悪魔に魂を売らない代わりに卑怯者と蔑(さげす)まれ続けるのか?

 終盤の大尉は迷いに迷いまくっています。そのあたりに大尉の人間臭さとカッコよさが感じられましたね。

成層圏気流の見どころ
  • 重要任務の中身とは?
  • 悪魔に対抗する手段は?
  • 独米英のいろいろな兵器が登場

ザ・コクピットシリーズはドイツ絡みが多いね。



コメント

タイトルとURLをコピーしました