【毒虫小僧・日野日出志】カフカの変身がモデル?【感想・レビュー】

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ホラー・サスペンス

こんにちは一昔前の漫画が好きなブログ主です。今回は日野日出志先生の毒虫小僧を取り上げます。

ある朝、主人公が起きたら虫になっちゃう小説があったよね。

カフカの「変身」だね。

日野日出志先生の毒虫小僧は変身がモデルだといわれているよ。

毒虫小僧は変身同様に不条理を描いた傑作マンガです。

【毒虫小僧】の見どころ
  • 不条理にめげない、きもかわいい主人公
  • この世は弱肉強食、しかし最後に勝つのは・・・
  • 「変身」との共通点
おすすめ度4.5
不条理5.0
かわいそう4.5
きもかわいい4.0

主人公の三平は、ひょんな事から毒虫の姿になってしまうんだ。

ポジティブ思考な主人公

 主人公は学校生活も家庭生活も上手くいかない日の本三平(ひのもと・さんぺい)くん、小学五年生。放課後には小動物たちと遊んで過ごすなど割と幸せそうな印象を受けます。

 このやたらなポジティブさは毒虫と化してからも健在で、悲惨な状況にもかかわらず、きもかわいく日々を遊び楽しんでいたのですが・・・。

上手くいかなかった学校や家庭から解放されて、

のびのび暮らせるようになったんだね。

面倒事からは解放されたけど、

同時に仲の良かった小動物たちからもサヨナラしちゃうんだ。

ガチモンの一人ぼっちになっちゃうんだね。

強者に変身、しかし孤独は埋められなかった

 序盤の三平は間違いなく弱者でした。しかし持ち前のポジティブ思考で他人に仕返ししてやろうとも思わない彼の素直さは、非常に好感が持てます。

 ところがどっこい、自身の強いチカラを自覚すると強者に変身。彼の豹変っぷりには自分も含め、多くの読者がショックを受けたでしょう。そして失ったものをようやく理解した彼の姿に涙したと思います。

気づいたら虫になってた。

そのせいでなにもかも失うなんて理不尽すぎるよ。

そうだね。もし虫化した後でも、

傍に小動物や寄り添ってくれる家族がいたら、彼の暴走は無かったかもしれないね。

「変身」との共通点は多い

「毒虫小僧」「変身」共通点
  • 主人公は所属しているコミュニティで孤立気味だったこと
  • 特に理由もなく巨大な虫になってしまうこと
  • それが引き金となり、思いっきり排斥されること

主人公にとっては不条理で悲劇的な話だよね。

変身は作者であるカフカの

仕事関係や家族関係を寓話風に書き上げた作品だといわれているよ。

現実社会でも病気や事故、会社の倒産とかどうしようもない出来事に巻き込まれて

コミュニティから追い出されちゃうかもしれないよね。

まとめ

 以上、日野日出志先生の毒虫小僧を紹介しました。

毒虫小僧の見どころ
  • 不条理にめげない、きもかわいい主人公
  • この世は弱肉強食、しかし最後に勝つのは・・・
  • 「変身」との共通点

 変身をモデルにしたといわれている通り、二作とも不条理をテーマにした作品になっています。

 主人公二人はどうしようもなく理不尽で悲劇的な目にあいますが、それへの立ち向かい方が違っています。二作を読み比べてみるのも面白いと思います。

変身って単行本がたくさん出てるね。

著作権が切れているから翻訳本が多く出ているんだ。

定番は新潮文庫の高橋義孝さんの翻訳だけど、いろいろと試し読みするのも良いね。

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