熱い時期には「ホラーを見たい」とか「プールで泳ぎたい」と思いませんか?
吉富昭仁先生のスクール人魚では、なんとこの二つを同時に叶えてくれます。
スクール水着を着た不気味でかわいい怪物が涼しさを提供してくれる。そんな作品です。
おすすめ度 | |
不気味さ | |
ドロドロ | |
百合 |
真夜中の学校で旧スク水を着た人魚と鬼ごっこをするよ。
勝ったら恋が叶うんだって。
負けたら、お前が人魚な。
かわいいよりも不気味さが先立つ
真夜中の学校で旧スク水を身にまとった自称・人魚が勢ぞろい。しかも美少女ばかり。そんな彼女たちと鬼ごっことか…。んほぉー。
しかしそんな彼女たち、常に笑みを浮かべてこちらを見てきます。そして壁やら天井やらを360°泳ぎ回ります。おまけにセリフは「ピィ」のみ。
いや、もうね。かわいいよりも不気味でね、怖さが先に来ます。そして鬼ごっこに負けた時の罰ゲームがひどい。単行本の表紙に惑わされてはいけません。本作はホラーマンガです。
旧型のスク水ってのがまた。
ただのおっさんホイホイではないよ。ちゃんと理由があるんだ。
ドロッドロの友情
本作の怪物役は人魚。かわいい見た目とは裏腹に、不気味で怖いです。
しかし、もっと怖いのは人間。物語は大抵女の子が二人一組で人魚狩りを行うのですが、これがまあ裏切る裏切る。恋敵だから、生き残るためにしかたなく、以前から気に入らなかった…etc。
怖いのはドロッドロの人間関係。そりゃ人魚もクスクスと笑いますわね。
好きな人と結ばれるためだもん、仕方ないよね。
その理屈はおかしい。
ほのかな百合のかおり…
吉富先生はSFと百合を題材にした漫画が多いのですが、今作もほんのりと百合のかおりが漂います。
序盤に女の子二人がハッピーエンドを迎えてからはおとなしくなりますが、終盤にまたぶっこんできます。女の子の友情、たまりませんね。
夜の学校で女の子二人。何も起こらないはずはなく…。
まとめ
以上、吉富昭仁先生のスクール人魚でした。
女の子はかわいいし、水着だし。ですが、萌えることは少なめ。だって怖いもん。
本作を読めば、怖さと水着で涼しくなること間違いなしです!?
男の娘も出るよ!
コメント