本日紹介しますは、日野日出志先生の恐怖・地獄少女でございます。
悲劇ものといっていい今作は、アンデルセンの人魚姫と似ている部分が多かったりします。日野先生作品の中でも屈指の感動物語です。
- 地獄少女にとっての幸せとは?
- やたら印象に残るラスト
- 人魚姫のお話に似ている
おすすめ度 | |
涙腺崩壊 | |
ラストシーン | |
家族愛 |

双子の姉妹が生まれるのだけど、妹の方は非常に醜かったんだ。

へぇ~。

それを見た父親は不憫だと思い、妹をゴミ処理場に捨てるんだ。

その理屈はおかしい。
捨てられた少女にとっての幸せ

捨てられた双子の妹は、小動物などを食料に生き続けます。しかし少女の心には常に追い求めていた何かがありました。
ある日、突如あらわれた鬼火に普通の人間になれる方法を伝授されます。
しかし求めていたものを見つけた少女はそれ以上の幸せ(普通の人間になること)を求めず、家族の幸せを祈り自身の瞳を閉じるのでした。

お父さんは妹を捨てることが、家族の幸せになると思ったのかな?

実際にお母さんと姉は幸せそうに過ごしているんだ。
ただそのしわ寄せが妹に来ているんだ。

お父さんも最後の最後まで思い苦しんでるよね。
忘れられないラストシーン

ラストがやたら印象に残る物語というのがあります。
個人的には、「ブウ~ン、ブウ~ン」で終わるドグラマグラや、「私の心は砂漠よりも乾いていた」の田園交響楽あたりでしょうか。
今作も間違いなく印象に強く残るラストになっており、涙腺崩壊のピークでもあります。

このグロ絵で泣かされるとは・・・

日野先生はしばしば感動ものを描くよね。
日野日出志版、人魚姫?

本作はアンデルセンの人魚姫と多くの共通点があったりします。
異形の存在が人間にあこがれていたり、自分の幸福よりも他人の幸福を優先してしまい自身は破滅してしまったり。そして他人の幸福を祝福していること。
地獄少女のラストに彼女への救いは描かれていませんが、人魚姫のような救いがあるのではないか、あってほしいと願わずにはいられません。

人魚姫だと風の精に生まれ変わって、恋敵を祝福して終わるんだよね。

あるいは妹にも救いが訪れるのかも?

怨念の鬼火があるんだもの、救いの光があってもOKだよね!
まとめ
以上、日野日出志先生の恐怖・地獄少女でした。
タイトルは物々しいですが、中身は泣ける感動物語です。
個人的には日野先生の中で一番のおすすめ作品。ぜひ一読ください。
- 地獄少女にとっての幸せとは?
- やたら印象に残るラスト
- 人魚姫のお話に似ている

「呪われた赤ん坊が…」っていうタイトルでも発行されているよ。
コメント