SFしながらハーレムを体験したいとは思いませんか?私は思います。
吉富昭仁先生の地球の放課後は、女の子三人(と、野郎一人)でキャッキャウフフしながら、人類を消滅させた怪物の謎を解き明かしていきます。
「人類が滅亡してもいいからハーレムしてぇなぁ~」という人にはピッタリの作品です。
おすすめ度 | |
伏線回収 | |
終末感 | |
日常感 |
女の子三人と男の子一人って…、これはイカンですな。
男の子は性欲が無いから大丈夫!
世界が滅びても悲壮感ゼロの日常系マンガ
謎の怪物・ファントムにより、世界中の人々は消失してしまう。主人公四人は人っ子一人いない(野生動物はいる)東京に取り残される…。
と、聞くとこの世の終わりみたいですが、四人はやたら元気に過ごします。車に乗って遠出したり、水没した街を泳いだりと。
なにせヒロイン全員がムードメーカー並みに明るくて元気に飛び回っています。今作は終末ものではありますが、SF:3 日常:7 悲壮感:0 と気軽に読むことができます
終末ものといったら北斗の拳だね。
汚物は消毒だぁー!
汚物はおまえだろ!
散りばめられた伏線もしっかり回収
作中ではたくさんの謎が散りばめられています。
- なぜこの四人だけが生き残ったのか?
- 怪物・ファントムはなぜ積極的には人間を襲わないのか?
- 夢の中に現れる妹がなぜ行方不明時よりも成長しているのか?…etc
物語中でも主人公が疑問に思い仮説を立てますが、終盤に答え合わせが行われ全ての謎と伏線の回収が行われます。
読んでいる途中、自分でも「ああじゃないか」「こうじゃないか」という考えが頭に浮かびますが、それらの答え合わせが行われるのは気持ちがいいですね。
全ての人間がいなくなったのは宇宙人が襲来してきたからに違いないよ!
な、なんだってー(棒)
誰も傷つかないハッピーエンド
本作は終末もののくせに、のほほんとした牧歌的なストーリーが続いていきます。終末ものによくいる「ヒャッハー」的なキャラクターは存在せず、回想の中ですら善人しかいません。
最終盤に怪しくなりますが、それも一瞬で終わります。やたらSAN値を削られることもなく、最後まで安心して読むことのできる作品になっています。
つまりこの作品は?
女の子三人との生活をエンジョイしつつ、SF的謎解きを楽しむ一冊だよ。
まとめ
以上、吉富昭仁先生の地球の放課後を紹介しました。
怪物の襲来により人類が消失してしまい、主人公四人だけが生き残る。怪物はなお健在で周囲を闊歩している。が、そんな中主人公たちは謎解きをしつつキャッキャウフフと日常を楽しんでいる。
概要だけを見るとなんかすごい作品ですが、安心して読めるうえ伏線もしっかり回収してくれる、読んでいて楽しい一冊でした。
君はどの女の子が好みかな?
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