幽霊や死後の世界に興味はありませんか?
つのだじろう先生のうしろの百太郎を読めば、それらの興味をきっと満足させてくれるはずです。
おすすめ度 | |
ホラー | |
オカルト | |
心霊科学 |
恐怖新聞に並ぶ、つのだ・ホラーの代表だね。
心霊科学からの視点で描かれている、っていうのが恐怖新聞との違いだよ。
心霊科学入門書
主人公・一太郎は父親が運営する心霊科学研究所の手伝いをするうちに、オカルトな出来事に巻き込まれてしまう。そんな物語。
内容はホラーでよく見る怨霊にとりつかれるといった話から、幽霊と交信したり、知人が生まれ変わったりというもの。
ただ解説役が心霊科学者の父親ということで、いずれの出来事も心霊科学目線で語られていく。一応の裏付け?があっての解説はトリビア的にも面白かったですね。
心霊科学って何?
心霊現象を科学的に研究する学問だよ。本作は入門書にいいかもね。
ホラー回が秀逸
本作はオカルト回とホラー回がメインになっていますが、そのホラー回が秀逸です。
一太郎が夜の海に引きずり込まれる磯幽霊怪異変(7章)や、底なし沼に誘われる人食い沼の恐怖(短編6話)は大人でも中々の怖さ。
「オカルトに興味はない」という人でも、これらホラーはきっと満足するはずです。
夜の海に引きずり込まれるなんて、考えただけでも恐怖だよ。
ほかにも変質者に殺害された女の子(幽霊)に襲われたり、ホラー回の度に一太郎は大変な目に遭うよ。
頼りになる仲間たち
今作はタイトル通り、うしろの百太郎が強力な助っ人として主人公たちを手助けしてくれます。「オラァ!」
そして仲間を通り越して、もはや相棒と言えるのが霊能犬・ゼロ。
普段はつっけんどんな態度をとっていますが、一太郎のピンチには一等先に駆けつけ身を挺して守ってくれる。そんなイケメン(犬)です。
百太郎がいれば怖いものなしだね。
百太郎は助けに来たり来なかったりで、今ひとつ信頼できないけどね。
やっぱり、わんこが一番だ!
まとめ
以上、つのだじろう先生のうしろの百太郎を紹介しました。
ホラー・オカルトともに心霊科学のうんちくたっぷりな内容になっています。
「心霊科学的には幽霊や死後の世界はどうなっているのか?」と、興味のある方は是非。
自分の守護霊の確かめ方、なんていうのも紹介されているよ。
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