【うしろの百太郎】最終回の内容と結末は?【あらすじ・感想】

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最終回・うしろの百太郎(怪異・霊界電話) ホラー・サスペンス

 うしろの百太郎・最終回は、「怪異・霊界電話」というタイトル

 心霊科学者の父親は、霊の声を聴くことができる霊界電話を開発。

 しかし、これがとんでもない装置で、主人公・一太郎や霊能女子・船越さんは困難に立ち向かわされる。

 船越さんに至っては死ぬ

 一太郎は主護霊・百太郎と、霊能犬・ゼロの手助けを受け、悪霊との戦いに挑む。

面白かったところ
  • 最終回だからか、身内を生贄にしまくるという怒涛の展開
  • 身内がラスボス化という王道。だがそこがいい
イマイチなところ
  • 最終回っぽくない
  • 父親の今後が心配になる

概要

あらすじ

 父親は、霊たちと会話ができる霊界電話なるものを開発

 ゼロにやめるよう言われるも、ガン無視して使用開始。

 霊界電話から声が聞こえる。

 それによると、ある結婚式で人間に憑依し、花嫁を殺害するのだという。

 それを聞いた一太郎たちは殺害を阻止すべく、偽の花嫁を使ったおとり作戦を実行する。

 しかし、作戦は失敗。偽の花嫁は殺害されてしまう。

 父親は犯人を特定すべく、霊界電話にのめりこむ…

登場人物

一太郎
 本作の主人公。ある程度の霊能力と知識を持ち合わせているが、しばしば経験値リセットが行われる。今話でも、ちょっとやらかしてしまう

父親
 一太郎の父親。心霊科学の研究を行っているが、本人の霊能力はほぼなし。霊との交信を試みて、霊界電話を開発するも、超絶にやらかしてしまう。今話の逆MVP

ゼロ
 霊能力を持つ犬。父親に霊界電話の使用をやめるよう繰り返し忠告するも、ことごとく無視されてしまう。終盤では一太郎とともに大立ち回りを見せ、決めの一手を指す。今話のMVP候補

船越さん
 強力な霊能力を持つ女子中学生。非常な熱血漢で、花嫁殺害を防ぐために、おとりを買って出る。そして殺害される。しかし、死後も霊界電話を通じて姿を現し、犯人を一太郎に教えてくれる。今話のMVP候補

幽霊と会話とか、興味が湧くね。

今話の大元凶だけどね

最終回の内容

花嫁(和服)

悪霊の犯罪予告

 父親が霊との交信を目的に霊界電話なるものを開発する

 これは霊の波動を声に転換して、発信するという代物。

 ゼロは、父親に使用するのをやめるよう忠告するが、ガン無視される。

 「このおやじも、まだほんとうに霊のおそろしさを知ってはいない…。」

 そこにちょうど、霊に悩む相談者が現れる。

 なんでも近々結婚式を挙げるのだが、不吉な夢をやたら見るのだとか。

 嬉々として霊界電話を試そうとする父親。

 またもやゼロに止められるが、お構いなしでスイッチオン!

 と、霊界電話から声が流れてくる。

 「花嫁を殺すのじゃ…。人間に憑依し…そいつに殺させるのがいちばん…はやい~。」

 どうも、悪霊は花嫁の殺害をもくらんでいる模様。

 すると、その場にいた船越さんが発言する。

 「わたしが花嫁さんの身がわりになります!

 自分なら人間に憑依した悪霊を一目で見つけられるから、と。

 こうして一行は花嫁殺害阻止のため、結婚式に出席する

霊界電話の悲劇。その結末は…

 結婚式当日

 花嫁に扮した船越さん。周囲に悪霊がいないか警戒していると、物陰に悪い気配を感じ、それを確認しようとする。

 と、その時。ナイフが投げつけられ、船越さんの左胸に突き刺さる

 船越さんは犯人を見損じてしまったこと、そして強いチカラを持った悪霊が寄り集まっていることを伝えて、こと切れてしまう。

 彼女が殺害されてしまったことに強い責任を感じた父親は、

 「かならず犯人をあげてみせます

 と誓い、ますます霊界電話にのめりこむようになる。

 それを見たゼロ。今度は一太郎に霊界電話の使用を辞めさせるよう忠告する。

 そこそこの霊能力を持つ一太郎は、自宅に大量の浮遊霊が集まり、嫌な霊気を発していることに気が付く。

 その足で霊界電話をいじっている父親の元へ行き、使用をやめるよう説得する。

 と、霊界電話から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 声の主は亡くなった船越さん。幽界に行って犯人が分かったのだという

 事の発端はやはり霊界電話で、機械の波長と悪霊の波動が近かったため、大量の霊たちが集まってしまった。そして悪霊たちは、この家の人間に憑依し、花嫁殺害を計画したのだという。

 今すぐに、この家から逃げるよう忠告する船越さん

 父親が両手を広げながら一太郎に話しかけてくる。

 「そのとおりさっ!!この家のもので結婚式の会場へいったのは、わたしとおまえだけだっ!!船越さんを殺したのは、おまえでなければ…。だれだと思う!?

 父親の両手にはロープが握られていた…

ロープで息子を縛る気か?

自分を縛るのかも…

なんだ、ドMか

感想:最終回はホラー弱め

 最終回は心霊サスペンスといったお話

 憑依された父親がちょっと怖いものの、それ以外の恐怖要素は特になし。

 むしろ少年漫画らしく、主人公が仲間たちと協力して敵役をぶっ倒し、その成長を感じられるという王道的展開

 オカルトホラー作品の終わり方としては「?」という気もするが、一太郎の成長を表現していたり、「第一部・完」的なものとしてみればアリかもしれない。第二部的な作品も発表されているし。

 ただ、恐怖漫画が読みたい場合、今話は微妙だと思う。

 あくまでも「うしろの百太郎」の一区切り的な話になっている。

 恐怖漫画が読みたい場合には、磯幽霊怪異変人食い沼の恐怖の方が満足度は高いハズ。

まとめ

 うしろの百太郎最終回では、父親が開発した霊界電話が悪霊の集団を呼び込んでしまい、壮絶な結末を招いてしまいます

 父親は霊能力がないため、フリーダムに憑依され、本人の自覚も全くないという最悪な状況。

 彼の軽はずみな行動に巻き込まれた家族や、船越さんは不幸ってレベルじゃないですね。

この後の父親が気になるね。



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